【合格】応用情報技術者試験に1ヶ月で効率的に合格する方法(学生向き)
私は学生時代に、IT資格である登竜門である基本情報技術者試験と応用情報技術者試験を受験し無事合格することが出来ました。
今回は、学生時代に応用情報技術者試験に短時間かつ効率的に勉強するためのノウハウを経験談を元にお話していこうと思います。
対象読者:ITの専門知識はあまりない方。基本情報技術者を取得している方。
試験の特徴を掴む
応用情報技術試験の合格率
まずは、応用情報技術者試験の概要を掴みましょう。
IPAのサイトを見れば、合格率は20%となっていることがわかります。
10万人の中で2万人は受かっています。皆さんが思うほど難しい試験ではなさそうです。
試験範囲の理解
下記のサイトに、出題範囲が記載されています。
この出題範囲が非常に重要です。
自分の今のITスキル、知識の習熟度によって取るべき戦略は変わってきます。
つまり、合格可能性を高めるためのアクションが違います。
午前試験対策
午前試験の範囲
午前試験は、80問中48問(6割)の正答があれば合格することができます。
あなたが応用情報技術者試験を受ける目的はなんですか?
それによって勉強方法が異なります。
・IT知識を網羅的に身につけ、実戦で使えるようになる
⇨今回の記事を見ても意味ないです
・とにかく合格だけを考えている
⇨その方法は以下に記載するので、このまま見続けてください。
「最短で試験への合格」
だけを目標に勉強するためには、コストパフォーマンスの悪い問題の勉強をしない勇気を持つことです。
そのために、試験範囲と、それぞれのコストパフォーマンス(勉強難易度)を考えていきましょう。
そして、午前試験は、以下の3つの分野に大別されます。
1.テクノロジ系:50問⇨難易度高い
2.マネジメント系:10問⇨難易度中〜低い。
3.ストラテジ系:20問⇨暗記ゲー。難易度低い。
私が提案する基本戦略は、
「マネジメント系とストラテジ系で満点を目指せ!!」
です。なぜなら、
勉強時間を投資と考えた時に、正答する確率を上げやすいからです!
試験では難易度に関わらず、同じ1点は1点。重みは全て同じなので、
簡単なところで落とさないように勉強すると良いでしょう。
じゃあ、テクノロジ系は勉強しなくてもいいの??
そうではありません。午前試験に臨む上での心構えを次に述べます!
午前試験は確率論で解ける!
そう、午前試験は確率論です。
試験の方式は基本的に4択問題です。
4択の中で2択は、全く関係のないものが多いです。
2択の中で1選ぶのは2分の1ですよね?
もし、マネジメント系とストラテジ系で30問全て正解だったとしましょう。
50問の中で半分正解だったらどうでしょう?
55問になるので合格です!!
もし、マネジメント・ストラテジ系が8割の正解率でテクノロジ系が5割でも、
49問正解なので、合格できます。
4択式の場合は、完全にわかっている必要はありません。
適切な選択肢を導けるよう、適切な消去法ができること、それが一番大切なことなのです!!
そのためには、以下を実施するのが一番手っ取り早いと考えます。
一日でテキストを全部流し読みしろ!それを10回繰り返せ!
タイトル通りですが、一日でテキストを1周してしまいましょう。
ほとんどの人は真面目です。1ページ目から順に文章を読んでいき、
一つ一つを理解していきます。
そんなことする必要はありません。
まずあなたが把握しなきゃいけないのは、
「何の単語が何の分野にある用語なのか」
を知ることです。その単語自体が何を意味することかわからなくても、
その単語が何の分野に関係するものなのかを瞬時に判断できることが重要です。
これが消去法で問題を解く際にかなり効力を発揮します。
例えばですが、IT知識がある人は、
「SQL」という単語を聞いた時に、
あーDBのプログラミング言語ね。という風にかんづくと思います。
なので、SQLについての説明の問題が出た時に、以下の選択肢があったら、すぐに消去法ができます。
①SQLとは、企業の経営データを分析するパッケージソフトのことである
②SQLとは、データベースとのやりとりをするプログラミング言語である
③SQLとは、ウェブページを作成する際に使用されるプログラミング言語の一つである
・・・・・・・
という関連付けが頭の中でされていれば、この手の問題は解けます。
そのため、まずは何に関連するものなのかを把握する必要があります。
そして、応用情報技術者試験に出てくる
「単語の全量」を把握する必要があります。
知らない単語が試験で出てくれば、解こうと思っても解けません。
知っていれば、何かに関連する単語かわかっていれば、消去法を適切に行える確率が高まります。そのため、結果的に正答率が良くなります。
ですから、めちゃくちゃを言っているかもしれませんが、最短で合格を掴みたいなら、
全てを理解するのではなく、
・応用情報技術者試験に出てくる単語全てを、なんか聞いたことある程度に知る!
・単語がどの分野の単語なのかを漠然と捉える
以上が重要だと考えています。そのため、テキストの全量を高速で読むことが大切です。理解しているかは問題ではなく、目に入っていること、そして、今どの分野のページを見ているのかを把握しておくことが重要です。
私が実践していた方法は、
1ページを2秒、500ページを1000秒なので、20分以内でテキストを読み終えるということを実施していました。
電車に乗っている時によくやっていました。
すると、だんだんとわかった気になってきます。何度も見ていると、自然と単語が頭の中に入ってきて、この分野の単語だよな〜見たことあるな〜とか、
これは見てるはずだけど見たことないぞ〜
という単語があったりといろんな発見があります。
脳科学的にも、何度も同じ単語や同じ情報を視覚などに入れることで脳への定着、記憶の定着さらには興味につながるということが言われております。
辛いですが、これをひたすら繰り返しましょう。
過去問をひたすら解きまくれば、午前6割は取れる!
そして、その漠然とした状態で、早速過去問題を解きましょう。
え?いきなり解くの?と思うかもしれませんが、解くんです。
多分最初は全く歯が立たないと思います。
でもなんとなく知ってる単語が出てくるので、非常に悔しい思いをするでしょう。
ちなみに僕は試験の1週間前に過去問を初めて実施しましたが、30/80と悲惨でした、、、(笑)
しかし、応用情報技術者試験の過去問を5年分くらい解くと傾向がつかめます。
「え、またこれでてんじゃん。」
つまり、出題されやすい問題は決まっています。
問題の型もほとんど決まっています。
新規の問題もありますが、それはほとんどの人が解けない問題なので捨てます。
また、過去問を解く時のテクニックとしては、気張らず、ポンポンと答えていくことです。なるべく、60分以内くらいに解き終わるようにしましょう。
そして、これが最重要ポイントです。
「間違えた問題を必ず解説を見ながら復習すること」
ここで初めてその単語の意味などを理解していくのです。(もしかしたら、何回もテキストを見ているうちに理解できている部分もあると思いますが。)
これを5年分くらいやればいけます。
ポイント2:午後試験対策
必要のない分野の午後問題対策は絶対にやるな!
これがもっとも重要です。午後の出題範囲は以下。
1.経営戦略に関わること
2.情報戦略
3.戦略立案・コンサルティング技法
4.システムアーキテクチャ
6.プロジェクトマネジメント
7.ネットワーク
8.データベース
9.組込みシステム開発
10.情報システム開発
11.プログラミング
12.情報セキュリティ
13.システム監査
この中で、勉強のコスパを考えた時に排除すべき(IT弱い人)ものは以下。
▪️技術知識の習得に時間がかかる分野
4.システムアーキテクチャ
7.ネットワーク
8.データベース
9.組込みシステム開発
11.プログラミング
この分野は勉強することさえ放棄しましょう。
勉強するのは無駄です。そのほかの分野をできるようにしましょう。
ひたすら過去問を解きまくる
あとはシンプルです。
試験前日まで過去問を解きまくります。
5年分くらいは解いたほうがいいでしょう。
そのくらいまとまった時間を確保して、一気に仕上げます。
間違えた分野をテキストをしっかり読み込むことも忘れないようにです。
基本的には、上記のIT知識以外の問題に関しては、国語問題のようなものです。
文章に答えが散らばっている場合が多いので、それを探す観点を鍛えましょう。
その観点が、答えや解説についてます。なので、最初に答えを見るのも良いでしょう。
だいたい、大切な観点は似てるので、それを基準に考えていけば解ける問題が多いでしょう。
まとめ
・出題範囲がもっとも重要
・消去法を活用し、正答率を上げろ
・いらない問題はやるな
・間違えて初めて真剣にテキストや解説を読め
以上のポイントを押さえて、応用情報技術者試験に合格しましょう!!