【書評】前田裕二、メモの魔力の魔力とは??
今回は、私が読んでる本を一部紹介したいと思う。
それは今人気を博している前田裕二著のメモの魔力である。
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
- 作者: 前田裕二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/12/24
- メディア: 単行本
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この本は、前田裕二自身のメモの取り方について言及されているが、
それだけではない。
この本で伝えたいコアな部分は、
・日々勉強する重要性
・自分自身の中の幸せの軸ってなに?を自問自答する重要性
そんなこと説いている本であると私は感じた。
つまり、” 自分の人生の軸はもう見つかっている ”
って人はこの本は読んでも対して面白くないだろう。
そして、” 自分の人生の軸なんてなくても、生きてればHappyじゃん”
という風に思っている方も別に読まなくていいと思う。
私が考えるこの本を読んだ方がいい読者は、
”漫然と生きてきてしまったけど、私って本当になにをやるべきなんだろう”
と、前に進みたいけど進み方がわからず迷っている人達にとってはとてもいい指針になる本だと思う。
また、就活生が読んでもかなりためになる本であると思う。
前田さんは、元々はストリートライブで稼いでいた。
その際、ただ漫然と歌うのではなく、街にいる人達の趣向や属性を考えて歌っていた。
10代からそんなことを考えていたのは、メモを取っていたからだという。
それでは、前田さんはどうやってメモを取っていたのか?
文章では説明しにくいのであるが簡単にいうと以下のステップでメモをとる
1.事実を書き出すかつラベル(タイトルをつける)
2.事実を抽象化する(客観的に見つめる)
3.抽象化したものの転用(他の物事に紐づける)を考える
このステップを繰り返すことによって、
日々のちょっとしたことが、まるで宝のように見えてくるのである。
私も少しそれを意識してみたことがある。
私の職場の近くには、公園がある。そこに子供連れのママさんがよくきている。
そこで、男の子の子供をもつママさんたちが子供を遊ばせながら、親同士で会話をしていた。その会話を聞いてみると、
「女の子の親と腹割って話すのって難しいのよね〜
なんか、女の子はとってもおとなしくてあまり過激なことはしないけど、
男は怪獣みたいに扱われてるように感じるから、ちょっと遠慮しちゃうのよね。」
ほうほう、そんな感情があるのかと。ここで私が見つけた事実は以下。
[事実]
・子供の性別で仲の良い母はある程度決まる
・母達は子供を遊ばせながら会話をする
・母達は、異性の子供がいる母に対して遠慮している
・ランチタイムで公園で食事をしながら、子供を遊ばせている
[抽象化]
上記で出てきた事実に対して、知見を抽出してみた。(これが全てではない)
・母親達は、遠慮しない関係性が楽だと思っているのではないか
➡︎心理的な安全性を求めている
・公園は、子供達が退屈せずに遊べる状態を作り、
母親達が他の人への迷惑を考えず自由に気楽に会話できる手助けをしているのではないか?(だから母親は来る)
纏めると、男の子の子供を持っているお母様方は、
子供のめちゃくちゃな行動で周りに迷惑をかけることを恐れており、
迷惑をかけるリスクをなるべく避けれる場所、環境、人間関係がある場所で、楽しい会話をしたいと思っているのではないか?という仮説を立てました。
[転用]
上記の知見より、私はちょっとしたカフェの構想を思い浮かべました。
怪獣ママ専用カフェ(笑)
【コンセプト】
・怪獣の大変なお世話をしている、いつも大変なママ達に、
何も気にせず安心して楽しめる空間を作り、ランチなどを楽しんでもらう
上記を満たすためには、ママさんの心理的な安全性、つまり子供が迷惑をかけて他の人に悪く思われないかな?と心配する気持ちをなくしてあげることが必要。
そのため以下のルールが必要だと思いました。
【ルール】
・このカフェでは、怪獣達が喧嘩していても他のママに対して叱責などをしてはいけない。(喧嘩しててもいいよっていう人しか来ちゃダメ)
・子供は遊びスペースで勝手に自由に遊んでいる
はい、こんな感じでよく分からないカフェの構想を私は思いつきました(笑)
お金になるかは別として、こういうカフェがあったら、ホッとできるお母様方は多いのかもしれません。
さらに、このカフェは”コミュニティ”としての役割も果たしていくと思います。
なかなか、子育てについて相談できないけれど、このカフェに来る人は怪獣を抱えた苦労した人たちなのでとっても優しく、柔軟な属性の人間が来るカフェになると思います。
すると、お母様方の強固なコミュニティが出来上がり、
より楽しい場所に変化していく気がします。
まあ、私はサラリーマンなのでやりませんが(笑)
話を戻しますが、このようにビジネスアイディアを考えるスキームであったり、
組織の問題点などを洗い出す際にも使えるフレームを提供してくれる本が、
メモの魔力です。
是非、気になった方はご一読してみるのが良いでしょう。
以上
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
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