平凡サラリーマンの生き様

いつも誰にも伝えてなかったことなどを恥ずかしげもなく喋ります!

【日記】【恋愛】【小説】僕の恋のエピソード2

※前回からのダイジェスト

 

・友達づてで合コン開催!

・合コンですみちゃんに一目惚れ

・合コンでは喋れなかった

・LINEグループにすみちゃんくる

・LINEで誘う、返事待ち

 

never-regret-blog.hatenablog.com

 

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すみちゃんからついにLINEがきた。

 

「はい、是非行きたいので行きましょう!」

 

この一言で僕はどれだけ救われたか。

女の子をただでさえ誘えない僕が、勇気を振り絞って誘った。

何気ない一言だけど、僕はこの一言にどれだけ歓喜したか。

 

さて、ここからどう攻めていくかが肝心である。

 

少し話は逸れてしまうが、僕は1年前まで3年以上付き合った彼女がいた。

学生時代からずっと寄り添っていた彼女である。

その子と別れたのは、相手との結婚生活に未来が見えないと感じたから。

本気で結婚を考えたけれど、やはり難しいと思った。

行きたい場所も違う、食べたいものも違う。

 

そんな違う価値観の中一緒に生きていくのは非常に辛いと思ったんだ。

それからというもの、恋には慎重だった。

誰をみても、何も心が動かなかった。

 

合コンにも行ったけど、不発。

まあそんなもんだよね。

 

そんな時に現れた一人の天使と今僕は、メッセージ交換をしている。

たった2行、その2行が僕の頭の中の想像力を最大限に呼び覚ましてくれる。

 

しかし、決定的な僕の弱点がここで見つかってしまった。

『女の子をどうやって食事とかに誘うかわからない』

つまり、デートの誘い方がまるっきりわからないのだ。

 

どこから攻めよう、何をメッセージやりとりしようか、

そんなことを考えて1時間。

僕は決心した。もう直接誘ってしまえ!!

 

「肉寿司食べたいから、一緒に行かない?来週の水曜日とか空いてないか?」

 

すると相手からこんなメッセージがきた。

 

「水曜日空いてます!でも仕事が何時に終わるかわからないんですよね」

 

ときたので僕は優しさを見せて、

 

「なら無理しないで!しっかり休みなさい」

と引いた。

 

そこからは、1日に1通くらい他愛のないやりとりをし続けた。

何だろう、この感覚は本当に久しぶりだ。

一人の人とメッセージをやりとりし続けるこの感覚は本当に久しぶりだ。

 

中学生の時に、好きじゃない人と1年間ずっとやりとりをしたことがある。

相手は僕のことを好きだったみたいだけど、

僕はそうでもなかったのを覚えている。

 

でも今回は違うのだ、一つ一つのメッセージに愛情を込めつつ、自分の感情がなるべくわからないような状態にすることを意識してメッセージのやり取りをしていた。

 

そして、1ヶ月の時が経った。

相手は、返事の頻度こそ少ないが、着実に丁寧にメッセージを返してくれる。

どんな気持ちかは正直分からない。

 

職場の先輩に、自分が今少し恋をしていることを伝える。

そして、まだ一回もデートに誘っていないことを伝えると、

 

「お前バカじゃん?何で男ならすぐにデートくらい誘えよ!

俺がLINE打ってやろうか??」

 

「それはいいですやめてください」

 

でも、この先輩からの一言で勇気をもらった僕は、再度食事に誘うことにした。

 

「来週のどこかで一緒に食事行きたいんだけど空いてる日はあるかな」

あくまで紳士っぽく、自分らしくない落ち着いた雰囲気でデートに誘う。

これもまた返事が来るまでの時間は地獄。

会社で仕事していても、頭の中はすみちゃんのことばかり考えている。

脳の思考割合90%をすみちゃんがしめていたんだ。

これは大問題。職場で昼休みになっても、返事が来てるかな〜とか考えるメルヘンな気持ち悪い男になっていた。

 

そして、1通の通知が来た。

 

「木曜日大丈夫ですよ!」

 

おっしゃー!!一つ一つ、RPGのミッションをクリアしていく感覚になっていく。

僕の人生において、ラスボス的な位置付けにこの子がいる。

何だろうこの心情。久しぶりだ、人と予定を合わせてこんなに喜べるのは。

 

そして僕は、ジェントルマンになりきろうと、食べログの有料会員に密かに登録。

都内某所のいいお店を片っ端から調べ上げ、3つの候補をすみちゃんに提示した。

 

「このお店の中だったらどれがいい?(キラ)

 好きなところ選んでね(キラ)」

あくまで、ジェントルマンを装う。

 

でもこの3つの候補の中で、この子が選ぶお店は僕は分かっていた。

「ここのイタリアンチックな店がいいです」

 

チェックメイト

女の子ならこの店を選ぶだろうと踏んでいた。

そして、あえてカウンターの席にし、距離を近づけれるようにした。

 

デートまでの1週間が待ち遠しすぎる。

他のことは本当にどうでもよくなってくる。

1回しか会ったことない子に、何でこんなに緊張してるんだろう。

 

ということで、次回は初回デート編。